<もっと詳しく>数字で見る京都看護 2025
本学の看護学のコンセプトは、「生活行動」です。看護は、人々の健康を実現するために、「生活行動」を支援します。
本学では、このコンセプト実現のため、看護学の専門分野を横断的に科目配置し、今まで難しかった既習知識と関連付けながら学ぶ「科目間連携の学修」を実現させる4期制のカリキュラムに編成。
このカリキュラムを通して、現場での判断力、実践への応用力、看護学の探求力が身に付きます。
[前期・後期]
●学修の定着・到達度の難しさ
●看護学の専門分野ごとに学習が完結してしまいがち
[4期制]
4期に分けることで、1期ごとの科目数を抑え、1つひとつの科目への学びを定着・深めることができる
●1つひとつの科目の定着・学びを深めることで、専門科目間の繋がった学びが理解できるようになる
●科目横断的な学習ができる科目配置へ
●看護学の専門分野を横断的に学び、切れ目のない看護を学べる教育提供へ
4年前から、年間を4期に分けたカリキュラムを導入しました。多くの大学が前期・後期の2期制を採用する中で、4期制にした理由は、時代を見据えた看護教育を提供し、学生の学修定着を確実にするためです。
従来の2期制では、定期試験が年2回のみで、1回の試験で多くの科目を広範囲に学ぶ必要がありました。
その結果、試験に合格することが目的化し、学びが十分に定着せず、次の学修につながりにくい状況でした。
また、再試験の件数も多くなっていました。
4期制を導入したことで、1回の試験で扱う科目数や範囲が適切になり、学修の定着が進み、科目間の連携も強まりました。
その結果、「GPAが上昇傾向」、「再試験の減少」、「退学率低下」といった成果が見られています。
また、科目の配置を工夫することで、横断的な学びが促進され、学修の継続や相乗効果にもつながっています。